株式会社日立製作所(以下、日立)の米国子会社であるHitachi Vantara LLC(以下、日立ヴァンタラ)は、このたび、アリゾナ州水資源局(Arizona Department of Water Resources)が、州内のデータを信頼性高く集中管理し、分類、分析するために、データの管理と分析機能を持つ日立ヴァンタラのPentaho Data Catalog*1を採用したことを発表しました。これは、米国南西部において直面する広範囲にわたる水供給に関する課題の中で、持続可能性と資源管理の取り組みを強化し、グランドキャニオンを有するアリゾナ州700万人の住民のために未来の水資源を確保するためのアリゾナ州の幅広い取り組みの一環です。
日立ヴァンタラのPentaho Data Catalogが、インテリジェントなデータディスカバリーや分類、関係性の可視化を提供したことで、機械学習と自動化を活用し、地理空間データを含むさまざまな構造化データを認識できるようになりました。アリゾナ州水資源局が採用した、日立ヴァンタラの技術である機械学習アルゴリズムにより、レガシーレコードを大規模にサンプリングすることで、付随するメタデータを生成、キーとなるリレーションによってそのデータを分類することができました。日立ヴァンタラのPentaho Data Catalogは、利便性の高い統合された一元的なダッシュボードで、そのすべてを可視化し、結果として、アリゾナ州の水利用者、計画立案者、意思決定者のニーズに合わせて、同局固有の重要なデータセットを理解、統合、分析できるようになりました。
アリゾナ州水資源局のEnterprise Data ManagementのマネージャーであるLisa Williams(リサ・ウィリ本件は、米国西海岸において、5月22日(月)午前6:00 (日本時間5月22日(月)午後10:00)に発表しました。 2 / 3 アムズ)氏は、「私たちは、日立ヴァンタラのData Catalogに大変期待しています。このソリューションでは、"well"(井戸)と入力するだけで、トランザクションデータベース、データウェアハウス、文書管理システムにある数百のデータ要素から正確で包括的なレポートを提供し、地理空間データをエクスポートする準備ができるのです。これは私たちの時間を本当に節約してくれます。一元化されたメタデータリポジトリを持つことで、職員やコンサルタントは、データ間のつながりを素早く理解することができ、データの出所もわかるようになりました。そして、地下水の状態を分析・管理するための時間をより多く確保することができるようになりました。」と述べています。
日立ヴァンタラのhead of Lumada Software business and corporate sustainabilityであるMaggie Laird(マギー・レアード)は、「地球環境への配慮とビジネスオペレーションの向上は密接な関係にあり、どちらの場合もデータが成功への根本的な鍵になります。この数十年で最も低い水準にある天然水の供給量において、データをより正確に把握することは、アリゾナ州がより大胆かつ洞察力に富み、革新的な方法で水資源を保護、保全、強化するのに役立ちます。」と述べています。
日立ヴァンタラは、南アフリカの情報通信技術企業であるGijima(ギジマ)がエネルギー消費量の60%以上を削減した*3のをはじめ、ドイツのブリキメーカーBlechwarenfabrik Limburg GmbH(ブレッビバーレンファブリク リンブルグ)がエネルギーコストの50万ユーロ以上を削減した*4こと、またオーストラリアのGolden Grove Nursery(ゴールデン・グローブ農園)が灌漑方法において30%改善した*5ことなど、データを活用して知見を深め、効率的に運用することで顧客が持続可能なベンチマークを達成できるよう支援します。