同製品は、2023年1月に株式会社日本経済新聞社主催の「2022年日経優秀製品・サービス賞」最優秀賞を受賞(注1)しています。また当社のCO2回収技術である「KS-21(TM)」「Advanced KM CDR Process(TM)」は、2022年2月に一般社団法人日本機械工業連合会が主催する「令和3年度優秀省エネ脱炭素機器・システム表彰」の最高位「経済産業大臣賞」を受賞(注2)しています。今回の受賞を合わせ、当社のCO2回収製品および技術は過去2年間で計3回の社外表彰を受賞したことになります。今後も国内外でのプレゼンスを高め、CO2MPACT(TM)を普及することによりカーボンニュートラル社会の実現へ向け貢献していきます。
三菱重工グループは2040年のカーボンニュートラル達成に向け、エネルギー供給側の脱炭素化に戦略的に取り組んでおり、多種多様なCO2排出源と貯留・利活用をつなげるCO2エコシステム構築はその柱の1つです。当社グループは独自のCO2回収技術を活用し、CCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)事業を強力に推進するとともに、ソリューションプロバイダーとして温室効果ガス排出削減に地球規模で貢献し、環境保護に寄与するソリューションの開発をさらに進めていきます。
三菱重工グループのCO2回収技術について
三菱重工グループは、1990年から関西電力株式会社と共同でCO2回収技術KM CDR Process(TM)やAdvanced KM CDR Process(TM)の開発に取り組んでいます。2023年8月現在、KM CDR Process(TM)を用いたプラントを15基納入しており、さらに3基を現在建設中です。またAdvanced KM CDR Process™には、これまで納入した商用のCO2回収プラント15基全てで採用されているアミン吸収液KS-1(TM)に技術改良を加えたKS-21(TM)が採用されています。KS-21(TM)は、KS-1(TM)と比べて再生効率に優れ劣化も少ないといった特長を持ち、優れた省エネルギー性能と運用コストの低減および低いアミンエミッションが確認されています。